日本有機地球化学会

学会概要

本会の活動内容

大気圏、水圏、岩石圏、生命圏、そして宇宙空間に分布する有機物(炭素化合物)を研究している研究者、教育者、学生が有機地球化学会の主な会員です。会員の多くは、地球惑星試料、環境試料中に含まれる有機化合物について、化学、地球・宇宙科学、生物科学を横断するユニークな研究を展開しています。本会は、学会誌の発行、シンポジウムの開催、ニュースレター、会員メーリングリストの活用などを通して、有機物の地球化学に関係する最新情報の交換や研究分野の発展を促すための活動を続けています。

会員総数:139名(2024年4月1日現在)
(正会員103名、学生会員9名、賛助会員7法人、名誉会員8名、シニア会員10名)

本会の沿革

1972年に仙台の宮城教育大学で開催された日本地球化学会討論会で、本会の前身、「有機地球化学談話会」が発足しました。1977年3月20日に、「有機地球化学談話会」の最初の事務局が東京都立大学理学部におかれました。1984年10月18日に名古屋大学で開催された有機地球化学談話会報告会において、「有機地球化学研究会」へと名称変更されました。2002年8月2日に産業技術総合研究所で開催された「有機地球化学研究会」総会において、「日本有機地球化学会」と名称変更されました。2018年9月には、日本地球惑星科学連合(JpGU)に団体会員として加入しました。2019年11月1日には法人化し、「一般社団法人 日本有機地球化学会」となりました。

本会運営組織(2023〜2024年度)

理事会
会長・代表理事 山本 正伸 (北海道大学)
副会長・代表理事 奥井 明彦 (出光興産株式会社)
理事 大場 康弘 (北海道大学)
金子 雅紀 (産業技術総合研究所)
沢田 健 (北海道大学)
高野 淑識 (海洋研究開発機構)
滝沢 侑子 (北海道大学)
力石 嘉人 (北海道大学)
中村 英人 (北海道大学)
奈良岡 浩 (九州大学)
森田 宜史 (株式会社INPEX技術本部)
山口 保彦 (滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)
山中 寿朗 (東京海洋大学)
山本 真也 (山梨県富士山科学研究所)
吉岡 秀佳 (産業技術総合研究所)
監事 稲場 土誌典 (株式会社INPEXソリューションズ)
三田 肇 (福岡工業大学)

委員会
ROG編集委員 沢田 健 (北海道大学:委員長)
高野 淑識(海洋研究開発機構:委員長)
金子 雅紀 (産業技術総合研究所)
三瓶 良和 (島根大学)
関 宰 (北海道大学)
力石 嘉人 (北海道大学)
三村 耕一 (名古屋大学)
山口 保彦 (滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)
記念出版物編集委員 山本 正伸 (北海道大学:委員長)
沢田 健 (北海道大学)
力石 嘉人 (北海道大学)
山中 寿朗 (東京海洋大学)
山本 修一 (創価大学)
有機地球化学賞(学術賞)選考委員 吉岡 秀佳 (産業技術総合研究所:委員長)
奈良岡 浩 (九州大学)
三瓶 良和 (石油資源開発株式会社)
研究奨励賞(田口賞)選考委員  金子 雅紀 (産業技術総合研究所:委員長)
薮田 ひかる (広島大学)
山中 寿朗 (東京海洋大学)
将来計画委員 山中 寿郎 (東京海洋大学:委員長)
吉岡 秀佳 (産業技術総合研究所)
森田 宜史 (株式会社INPEX技術本部)
ニュースレター編集委員 山口 保彦 (滋賀県琵琶湖環境科学研究センター:委員長)
菅原 春菜 (宇宙航空研究開発機構)
中田 亮一 (海洋研究開発機構)

事務局
〒060-0819 北海道札幌市北区北19条西8丁目
北海道大学 低温科学研究所 同位体物質循環分野 内
日本有機地球化学会事務局

連絡先(E-mail:各担当共通): office(at)ogeochem.jp
事務局長
力石 嘉人 (北海道大学)
事務局長補佐
山中 寿朗 (東京海洋大学)
JpGU担当
高野 淑識 (海洋研究開発機構)
財務担当 大場 康弘 (北海道大学)
会員・会費担当
山本 真也 (山梨県富士山科学研究所)
情報担当
中村 英人 (北海道大学)

学術賞

研究奨励賞(田口賞)
本会の会長(1986-1991年)を務められた田口一雄先生は、1996年3月にご逝去されました。ご遺族より本会へ寄せられた寄付金(田口基金)を活用して、本会では若手研究者の奨励を目的とした研究奨励賞(田口賞)を1997年より設けています。

2023年度受賞者
木田 森丸 会員(神戸大学・助教)
「水圏の溶存有機物の分子組成および多様性の規定要因に関する研究」

古賀 俊貴 会員(海洋研究開発機構・日本学術振興会 特別研究員)
「地球外物質中のヒドロキシアミノ酸および核酸塩基の分布とその生成機構」

浦井 暖史 会員(信州大学・助教)
「バイオマーカーおよび同位体比分析を用いた表層水圏および深部地下圏における炭素循環とその相互作用に関する研究」


有機地球化学賞(学術賞)
本会では、わが国の有機地球化学の一層の発展を図ることを目的として、有機地球化学の研究分野で顕著な学術業績をあげた者に有機地球化学賞(学術賞)を授与しています。

※2023年度受賞者
力石 嘉人 会員(北海道大学・教授)
「アミノ酸の窒素同位体比を用いた生物地球化学および生態学の研究」


過去の受賞者および受賞研究題目はこちら
このページの先頭へ

一般社団法人 日本有機地球化学会定款 (2019年11月1日制定)

選挙細則 (2017年8月30日改定)

第1条
(1)会長,副会長,理事,監事は会員の投票によって選出する.

(2)正会員による無記名投票とする.新入会員は,公示日時点で理事会による入会承認を受けている必要がある.

第2条
(1)理事会は選挙管理委員を正会員から若干名委嘱する.
(2)選挙管理委員は選挙管理委員会を構成して,選挙事務を管理し,開票を行う.

第3条
(1)会長,副会長,監事の選挙で最高得票者が複数の場合には,年齢の最も若い会員を当選とする.
(2)理事の選挙で得票同数により選出者が10名を超えたときには,同数得票者全員を理事とする.
(3)会長,副会長,理事,及び監事に欠員を生じた場合は,理事会が後任者を選出し,前任者の残余期間をもって充当する.また,残余期間中の会長,副会長,理事,及び監事への就任は,それを重任期間としない.

第4条
(1)投票は役員毎の定員数以下の連記投票とする.選挙方法と選挙日程は選挙管理委員会が定め,公正に実施する.
(2)候補者は立候補または推薦により,所定の期日までに選挙管理委員会に届けなければならない.
(3)選挙管理委員会は候補者の氏名,所属等を記載した選挙公報を有機地球化学会ホームページに掲載し,電子メールを用いて会員に通知する.
(4)候補者が定数を超えない場合は,候補者全員を無投票当選とする.

第5条
本細則の変更は理事会による承認を必要とする.

(2015年2月12日制定)
(2015年8月5日改定)
(2017年8月30日改定)

シニア会員に関わる運用規定(2018年8月30日制定)

シニア会員制度を次のように運用する.
1(資格)以下の条件をすべて満たす者は、シニア会員に申請することができる.
 (1) 申請時に60歳以上、かつ正会員歴が通算10年以上あること.
 (2) 常勤職に就いていないこと.
 (3) 会員期間の会費が完納されていること.
2(申請・承認)シニア会員を希望する者は事務局に申請する。事務局による資格確認を経て、理事会にて承認を受ける.
3(年会費)シニア会員の年会費は無料とする.
4(権利)シニア会員は以下の学会サービスを受けることができる.
 (1) ニュースレターなどの電子出版物・案内の配信.
 (2) 年会・シンポジウム等への参加(参加費は学生会員と同額).
   ただし、学会誌は有料とし、選挙権・被選挙権、総会議決権がない.
このページの先頭へ