日本有機地球化学会

会長の挨拶

2019年11月に法人化した日本有機地球化学会は今年で4年目を迎えました.第一期,第二期では,奈良岡前会長の強いリーダーシップ,事務局,理事会の献身的働きにより,新法人としての活動が軌道に乗ってまいりました.第三期では,創業期での活動を整理し,持続可能な体制を確立することを目指します.

有機地球化学はいまや宇宙から地球内部までをカバーする地球惑星科学,環境科学,資源科学,生物学に応用される基礎科学としての地位を確立しており,当学会の学生会員として育った研究者や技術者が各分野で活躍しています.当学会は規模は小さいものの,その規模以上の影響力を我が国の学術研究にもたらしています.

第三期では,地球惑星科学の学術活動が日本地球惑星科学連合に緩やかに集約されてゆく状況の中で,当学会の強みを活かした活動のあり方を検討してゆきたいと思います.我が国の学術団体をとりまく経済的状況は一層厳しさを増しています.その中で最適解を見いだし,実行してゆくことが必要であると考えます.

今後とも皆様のご理解とご鞭撻をお願いいたします。


一般社団法人・日本有機地球化学会 会長(代表理事)
北海道大学大学院地球環境科学研究院・教授 山本 正伸
2024年4月

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